当事業所の農業部門は、トマトとアスパラガスの施設栽培を主軸に据え、四季折々の露地野菜も栽培しています。
ハウスは、身体に障害を持たれている方、下肢に不安のある方々にも安心して働いていただけるよう、土耕栽培ではなくベンチ式のポット栽培を採用し、通常よりも広い通路を確保しました。これにより、「スニーカーでもできる農業」を目指しています。
栽培から収穫・撤収まで、全ての作業に利用者が参加し、多様な障害特性に沿った業務の提供を行っています。また、主な販売先はハウスでの直売や、道の駅、地元の飲食店への卸しなど、地域に密着した販路を確立しています。
私たちは、障がいのある方々が自己実現を果たし、社会に貢献できるよう、温かいサポートと安心して働ける環境を提供しています。農業を通じて、皆が笑顔で過ごせる社会の実現に貢献していきます。
NPOの前身である有限会社ヤクシから40年近く
行っている事業で、主に国産ハイブランド靴下
に使用される糸の加工を行っている。
国内で同作業を行っている工場が年々減少傾向にあり、現在では10ヶ所を下回っている。
当事業所でも高齢化や障害の重度化により
作業の困難な利用者が増えているが、
国産ブ ランドの生産を担う大事な事業として、
後継者育成に力を入れ出来る限り存続していき
たい。
NPOを設立して最初に受注した業務で、自動車の
クラッチ部分に使用される金属ナットの検査を行って
いる。ゲージを使用して、ネジ穴の角度、
ネジ山の正確さなどの検査を主に行い、年間3000万
以上の検査を行い0.01mmの誤差が2回以上出れば取引停止という厳しい環境の中作業を行っている。
多種多様な障害を持つ利用者がこの業務に携わるには様々な掲示や配置、ミス事前に発見できる仕組みなど、あらゆる工夫がなされている。
・ 圧着端子検査部門
電子部品に使用される圧着端子の検査を行っており、
ネジ検査部門と違って全て目視での検査を行っている。
こちらも数百ある部品の中からエラー品を的確に
見つけ出す集中力が要求される
部門としては一番新しく、現在は地元林業者が
森林を伐採した際に排出される残渣を
無償で引き取り、木材チップに加工して出荷
する作業を行っている。
まだ様々な事が手探り状態ではあるが、
将来的には放置竹林の管理など、地元で問題と
なっている森林問題の解決に取り組んでいければ
と考え、その手始めとして知人の山の
管理を引き受けている。
2024年現在、4棟のグループホームを運営・管理しております。